米国へ渡航するビザ免除対象国民の ESTA 申請

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電子渡航認証システム(ESTA)は、米国税関・国境取締局(CBP)が使用する自動システムです。ビザ免除制度(Visa Waiver Program:VWP)に基づき、米国へ入国する旅行者が渡航条件を満たしているか、また法的措置や安全保障上の危険を引き起こすかどうかを判定します。

ビザ免除制度(VWP)に基づいて、短期の商用・観光目的で渡米する VWP 対象国のすべての渡航者には、ESTA 渡航認証の取得が義務付けられています。VWP 対象国の国籍をお持ちのお客様は、必ず米国に渡航する前に ESTA 渡航認証を取得してください。年齢や付き添いの方の有無を問わず、お子様も個別の ESTA 渡航認証が必要です。

近親者や旅行代理店などの第三者が、VWP 対象国の旅行者に代わって ESTA の申請を行うことも可能です。

米 CBPは、米国へ出発する72時間前までに ESTA の申請を行うことを推奨しています。それ以降の申請も可能ですが、出発時間までに認証が届かない可能性があります。ESTA の有効期間は2年間ですが、2年以内にパスポートの期限が切れる場合は、その期限日までが有効となります(いずれか短い方)。2年の有効期間内は何度でも米国へ渡航することができ、新たに申請を行う必要はありません。

ESTA 渡航認証を得ていない旅行者は、航空機への搭乗を拒否されます。

有効期限内のビザを所持している方は、ビザの発行目的での渡米に限り入国が認められます。有効期限内のビザを所持している方は、ESTA を申請する必要はありません。

ESTA 渡航認証の申請は、https://esta.cbp.dhs.gov/にアクセスして、指示に従ってすべての質問事項に回答し、渡航認証の申請フォームを送信してください。

ESTA 渡航認証の申請が拒否されても米国への渡航を希望する場合は、米国大使館または米国領事館で一時渡航者用のビザを申請する必要があります。ビザの申請手続きに関する詳細は、www.travel.state.govをご覧ください。


ビザ免除制度

制度対象国籍者や必要条件など、ビザ免除制度(VWP)に関する詳細は、http://www.cbp.gov/xp/cgov/travel/id_visa/business_pleasure/vwp/をご覧ください。


米国フライトの搭乗前に収集する「セキュアフライト搭乗者情報」

米国発着フライトの予約では、姓名、性別、生年月日は必須の入力情報です。

必須項目の「セキュアフライト搭乗者情報」は、予約をする旅行代理店が入力します。

一部の情報(パスポート情報を含まない)で SSR DOCS を作成する場合:

SRDOCSAYHK1-----30JUN73-M--HAEMAELAEINEN-MATTI-JUHANI/P2/S3-4

SR DOCS

= PNRにA PIS データを入力するための SSR コード

AY

= メッセージの送信先である航空会社コード

HK1

= 状況

----

= 4 x ダッシュ(パスポート情報の入力なし)

-30JUN73

= ダッシュ、生年月日

-M

= ダッシュ、性別

-

= ダッシュ(パスポート有効期限の入力なし)

-HAEMAELAEINEN

= ダッシュ、姓

-MATTI

= ダッシュ、名

-JUHANI

= ダッシュ、2番目の名前

/P2

= 搭乗者との関係

/S3-4

= セグメントの関連付け(任意)、米国発着のフライト


性別: M=男性、F=女性、MI=男性の幼児、FI=女性の幼児、
スカンジナビア語のアルファベット:Å=AA, Ä=AE, Ö=OE

正しいデータを入力すると、PNRに次の表示が出ます。

SSR DOCS AY HK1 ////30JUN73/M//HAEMAELAEINEN/MATTI/JUHANI/P2/S4

注意:PNR/航空券の氏名は、例えば 1 SMITH/ALICE MSのように記載されますが、SSR DOCS 項目の氏名はすべて、パスポートの機械読取部分に記載されている氏名と完全に同じ順序とつづりにする必要があります。

3つの名を持つ搭乗者の SSR DOCS 入力例:
SRDOCSAYHK1-----20FEB68-F—SMITH-SUSAN-ALICE CHARLOTTE/P2/S3-4