発券期限
予約には、フライト区間、選択された運賃、TSTのそれぞれに順守すべき有効期限が設けられています。これらの項目はそれぞれ異なる場合がありますので、ご注意ください。
TSTの有効期限
TST(Transitional Stored Ticket)は、ほとんどの市場地域で、TSTの作成当日の終了時点まで有効です。実務上は、同日中に発券されない場合、PNR料金を再設定する必要があります。これはTTL(発券期限)とは独立しています。お客様が発券手続きを待つことを希望する場合は、運賃または税金もしくはその両方が変更となる場合があることを伝えてください。
例:
- 市場が、TSTは作成当日の終了時点まで有効だと規定しています。
- 月曜日に予約を作成し、木曜日までの発券を条件とする運賃で運賃計算しました(TTL、発券期限は72時間)。
- 火曜日、水曜日または木曜日に発券する場合は、料金を再設定する必要があります。
運賃の発券期限
一部の運賃(旅行代理店の運賃など)では、運賃規定(事前購入セクション)で確認できる運賃保証について、異なる発券期限を設けている場合があります。
PNRの発券期限
OPW項目およびOPC項目(Amadeusを使用する旅行代理店の場合)ならびにSSR ADTK(Amadeus以外を使用する旅行代理店の場合)は、EOT/予約の作成が完了すると同時に処理され、予約オフィスのキューに送られます。
旅行代理店には、発券期限に関する確かな情報を予約時に得ることができる、お客様に正確な発券期限を即座にお伝えできる、というメリットがあります。予約を変更した場合は、PNRに新しい期限が設定されます。
Amadeusを使用する代理店の場合、手続きには次の2項目があります。
OPW – 発券期限が迫っていることを知らせる警告(予約した運賃に期限の弾力的な対応が設定されている場合に限り使用)
OPC – キャンセル期限または発券最終日。指定日時より前に発券されていない場合は、未発券区間はキャンセルとなります
Amadeus以外のGDSを使用している代理店は、SSR ADTK項目で発券期限を確認できます。
発券期限までに航空券が発行されていない場合、区間はキャンセルされ、PNRは予約オフィスのキューに送られます。