事前旅客情報システム(APIS)

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世界各国の政府により、フィンエアーは、搭乗する旅客の個人情報を出発前に収集して、チェックイン後にその電子情報を送信することを義務付けられています。

フィンエアーでは、パスポートから機械で読み取れるデータのみを必要とする国に旅行されるお客様の場合、当分の間チェックインカウンターで、リーダーを 使ってデータが正しいことを確認しながらデータを収集することになりました。 お客様の予約内容に別の航空会社の乗り継ぎ便が含まれる場合であっても、PNR(SSR DOCS)にAPIデータを追加することをお勧めします。

その他のデータが必要な国に旅行されるお客様の場合は、ご出発の48時間前までにデータをPNRに記入する必要があります。  空港でのチェックインをできるだけスムーズにし、余計な待ち時間を減らすには、ご出発日の前に、1つの予約で登録されたお客様全員についてその他のデータ が記入されていることを確認するよう強くお勧めします。

その他のデータが必要な国

米国 

米国の現行法により、フィンエアーは、米国に入国されるすべてのお客様について、パスポートに記載されたデータ以外の一部の個人情報を収集する必要 があります。 必要なその他のデータは、居住国、永住者カードの詳細情報(該当する場合)、および米国での滞在先住所です。 最初の2つの項目については、フィンエアーではチェックイン時に収集することになりましたが、滞在先住所はPNRに挿入する必要があります。

米国での滞在先住所は、出発の48時間前までにPNRに記入しなければなりません。米国市民または永住権(いわゆるグリーンカード)保持者以外のすべてのお客様は、米国での滞在先住所が必要です。

フィンエアーのWebサイトから、お客様自身がこのデータを入力することもできます(予約番号が必要です)。

PNRに住所の情報を入力するには

米国での最初の滞在先(個人宅、ホテル、レンタカー会社など)の完全な住所を、次の項目を含めて記入してください。

  • 通りと番地
  • 都市
  • 郵便コード

SR DOCA AY HK1-D-USA-1600SMITHSTREET-HOUSTON-TX-77001/P1

(1)米国への渡航者、(2)クルーズ船の乗客、(3)レンタカーの利用者、(4)米国滞在中の住所が不明な方、のいずれかにあてはまるお客様の情報に含める必要のある情報を以下に示します。

1) 米国への渡航者で、滞在先の住所が明らかな場合。

例:

住所:1300 Pennsylvania Ave
都市:Washington
州:D.C.
郵便番号:20229

2) クルーズ船への乗り継ぎ客:CBPへの申告では、住所欄に「transit to "クルーズ会社またはクルーズ船の名前"」と記入することができます。 クルーズ船への乗船都市を記入してください。

例:

住所:Transit to MV Princess of the Seas
都市:Miami
州:FL
郵便番号:99999

3) レンタカーの利用者:CBPへの申告では、初日の滞在先住所が不明な場合も、お客様の一般的な旅程を記入することができます。 たとえば、ツアー客の場合、主な訪問先都市、州、郵便番号(明らかな場合)などを記入できます。

例:

住所:Touring the Grand Canyon
都市:Grand Canyon
州:AZ
郵便番号:99999

4) ホテル:ホテルに滞在する予定だが、ホテルの住所がわからない場合、CBPへの申告では、ホテル名(明らかな場合)、都市(初日の滞在都市)、州を記入することができます。 郵便番号がわかる場合は記入してください。

例:

住所:Downtown Hotel Hilton –(できる限り詳しく)
都市:Houston
州:Texas
郵便番号:99999

住所の異なる搭乗者が複数いる場合

1つの予約に複数の搭乗者が含まれ、それぞれの住所が異なる場合は、搭乗者毎に情報を入力し、情報を搭乗者に関連付ける必要があります。すべての搭乗者の滞在先が同じである場合は、データがPNRですべての搭乗者に関連付けられている限り、一度のデータ入力で済みます。

以下の場合、住所は必要ありません。

  1. 搭乗者が米国市民で、米国パスポートを保有している。
  2. 搭乗者が米国経由で他国に向かっている(8時間以内)。
  3. 搭乗者が米国滞在者で永住者カード(グリーンカード)を持っているが米国のパスポートを持っていない場合(注:長期の一時滞在を許可する学生ビザまたは就労ビザを持っている場合は、住所が必要です)。

搭乗者が米国市民または米国永住者の場合は、DOCAの入力は必須ではありません。 ただし、余計な手間を省くため、以下を追加してください。

SRDOCAAYHK1-D--US CITIZEN---

乗り継いで向かう空港が分かっている場合は、以下を追加してください。

SRDOCAAYHK1-D--US TRANSIT TO…(目的地)

パスポート情報は、フィンエアーのチェックインカウンターで機械で読み取り可能なデータから収集します。

搭乗者に提供されるPNRアクセス情報

一部の国では、航空会社に対し、その国行き、発、経由のフライト区間を含むすべての予約について、搭乗者のPNRで収集したデータを提供することが法律で義務付けられています。

現時点ではオーストラリア、カナダ、米国でPNRデータの提供が義務付けられています。 今後数年間で、EU加盟国や韓国など、その他の国でも義務付けられます。

EU加盟国のデータプライバシー当局は、航空会社と旅行代理店に対し、上記の国行き、発、経由のフライトを予約するお客様に、予約時に入力したデー タを政府が確認可能であることを通知するよう求めています。 この情報は、予約の確認前にお客様に通知する必要があります。 データを関係政府機関と共有することにお客様が同意しない場合、予約をすることができません。

以下の情報を、オーストラリア、カナダ、米国行き、発、経由のフライトを予約するすべてのお客様に通知する必要があります。

電話予約または航空券予約時の事前通知(お客様向け)

「目的地・出発地・経由地となる国の所轄官庁が、お客様が予約時に入力された個人情報にアクセス可能にすることが、関係法令により定められています。」

よくあるご質問など、PNRアクセスの詳細については、www.finnair.jpをご覧ください。